中3国語 (光村図書)    - 和歌 古今和歌集について -         

【和歌とは】

◆和歌(わか)とは、中国の漢詩に対して、日本語で詩歌を作ったこれを和歌という。
 初めは漢字を日本語に当てはめて作っていたが、仮名(かな)が作られてから
 漢字と仮名で表記するようになった。

◆現存する日本最古の和歌は「万葉集」である。
・さらに、平安初期に後醍醐天皇(ごだいごてんのう)の勅命で作られたのが
古今和歌集

・その後、鎌倉時代初期に後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)の命で作られたのが
新古今和歌集」である。
・もちろん漢詩と同じく、和歌にも歌の決まりがある。

教科書(P134-135)の古今和歌集の序文「仮名序」には
  紀貫之が「和歌」について、和歌とは何かその本質を説明している。

【古今和歌集について】

◆古今和歌集には、天皇の命で作られた最初の和歌で、
・紀貫之を含め四人の選者で20巻、約1100首の和歌が収められている。
・四季(春・夏・秋・冬)や恋の歌などに分類されて、
 技巧を凝らした繊細優美な歌が多く載せてある。

・また、平安時代初期に和歌で活躍した六歌仙(六人の歌人)の
 和歌も載ってある。

六歌仙(ろつかせん)の名前の覚え方
  *大小の僧が喜ぶ文(ふみ)が在る

・大伴黒主(おおとものくろぬし)   ・小野小町(おののこまち)
・僧正遍昭(そうじょうへんじょう)   ・喜撰法師(きせんほうし)
・文屋康秀(ふんやのやすひで)    ・在原業平(ありわらのなりひら)



作成日:2018/09/06

  


   








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