動画制作:OUXITO
旅行記 江上天主堂とキリシタン洞窟
■江上天主堂 (奈留島)
・奈留島(なるじま)には、江上教会(えがみ)がある。
奈留島は潜伏時代の「かくれキリシタン」が多く
その後、長い間、信仰を維持してきた。
・今の江上教会が建設されたのは1918年である。
当時の信者(40~50戸)が、
キビナゴ漁で建設資金を貯め、
自分達で山を切り崩して教会を建設した。
・教会の設計と施工は「鉄川与助」である。
クリーム色の板張り壁に水色の窓枠がはめられ、
背後の森林とのコントラストが美しい
教会が建てられた。
・内部は、リブ・ヴォールト天井で、
柱には、木目模様を手描きした。
ステンドグラスの代わりに透明ガラスに
花を描くなどした信者の献身的な作業が見られる。
・小さい教会だが日本の代表的な木造教会として
2008年(H20)に国の重要文化財に指定された。
■キリシタン洞窟
・若松島の里ノ浦のキリシタン信徒は、
明治初めの「五島崩れ」の迫害を避けて
険しい断崖の洞窟に隠れたが。しかし焚き火の
煙を見つけられて捕縛され厳しい拷問を受けた。
・キリシタン迫害で信者が逃げて暮らしていた
場所で、現信者からは「巡礼の聖地」として
入口に十字架とキリスト像が設けられている。
・現在は、船でしか行くことができない場所にある。
2018/05/13 搭載