・「山下りん」さんを紹介しました。
・今から160年も前の明治時代の話です。当時の女性の生き方としては、大変珍しい生き方をした女性です。
・理解してくれた人、応援してくれた人、苦痛を与えた人、導いてくれた人など、多くの人々との「縁の世界」で生きてきました。
・絵の才能に恵まれていてイコン画の世界に入らなければ、それなりの名声をえた女性画家になっていたと思います。
・しかし、彼女はハリストス(キリスト)に導かれたように「イコン画」を描くことを選びました。
・無償で名も捨て、祈る人々の為に聖絵を描きました。芸術家としては崇高(すうこう)で、最高の生き方でした。
・絵筆をおいたあとの20年間、彼女は孤独に生きたのでしょうか、それとも信仰の日々の中で生きたのでしょうか。気になりますが聞くことはできません。
・しかし、純粋に生きた人生だったことは間違いないようです。
2021/06/24 (記)