暗いはしけ / Amália Rodrigues
・ポルトガルの音楽といえは、ファド(faðu)である。
ファドとは「運命・宿命」という意味。
・その歌は「サウダーデ」(郷愁・悲しみ)を悲しく気持ちを込めて情熱的に歌う。
・この「サウダーデ」の意味は、ポルトガル人にしかわからない。
・ファドの女王といえば、アマリア・ロドリゲス が有名である。
(Amália Rodrigues、1920/07/23 - 1999/10/06)
・ファドは、現在でも街のレストランなどで歌われている。
・ポルトガルギター(ギターラ)とクラシック・ギターを伴奏に大衆に愛されている。
・ファドは、女性が歌うもの思われているが、性別に関係なくコインブラの男子学生達も歌っている。
・また我が町を賛美したり、街のうわさ話などを題材とした陽気なファドも数多くある。
■リスボン「O FORCADO」Fado 1998年3月
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アマリアのアルバムから抜粋
■アマリア・レボルダン・ロドリゲス(Amália Rebordão Rodrigues)
(1920年7月23日 - 1999年10月6日)
ポルトガルの歌手、女優である。ファドの女王(Rainha do Fado)として知られる。
■リスボン生まれの彼女は、少女期には貧しい生活をした。
一家の家計を支えるため様々な仕事に就いたあと、
18歳でナイトクラブ「ファドの家(Casa do Fado)」に出演し反響を呼ぶ。
その後、ファド歌手として大衆的な人気も博するようになる。
■映画「過去を持つ愛情(Les Amants du Tage)」(1954)で歌った
「暗い艀(はしけ)」は彼女を代表する作品である。
1999年に79歳で死去、ポルトガルは3日間の喪に服した。
ポルトガルの国民的英雄10人の一人としてサンタ・エングラシア教会で眠っている。
2019/02/28 (記) Ouxito