動画制作:Ouxito
■・花輪線は、奥羽山脈を横断して盛岡の好摩駅(こうま)と秋田の大館駅(おおま)を結ぶ、106.9kmの東北横断鉄道です。
・花輪線の途中には、十和田八幡平国立公園があり、
「十和田八幡平四季彩ライン」の愛称で親しまれている観光路線です。
・1931年(昭和6年)、満州事変が勃発したときに全線が開通しました。
・この鉄道がなぜ建設されたのかはわかりませんが、奥州は、古から秋田杉や鉱物資源が産出するためそれらを運ぶために建設されたのかも知れません。
・いまは、その役目も終わり、沿線住民の高齢化と人口減少も進み、周辺には高速道路が整備されていますので、やがて廃線になるのではないかと思います。
・JR東日本が、観光路線として維持するとは思いません。
■・2019(令和1)4月、花輪線に乗って見ました。
・秋の観光シーズンではなかったので、乗客はほとんどいませんでした。
・残念ですが、花輪線の乗客は減り続けているらしいです。
・無理もありません。ここは高齢化と過疎化が進んでいるのです。
■・この沿線には、駅から行ける温泉が数多くあります。
「大館東台温泉・湯瀬温泉駅(美人の湯)・綿帽子温泉・大滝温泉駅・おらほの温泉」など、すべて源泉かけ流しの名湯です。
・紅葉の季節、車窓からの風景は最高で、奥州山麓を巡り温泉三昧をすれば、ここは極楽ではないかと思ってしまう。そんな場所なのです。
■・貴重な資源を活用できない今の日本、これからどうなっていくのでしょうか。花輪線に乗りながらそんなことを考えていました。
奥羽線 「特急つがる」とならぶ
八幡平国立公園
空席が多い花輪線
自分でドアを開ける
大沢温泉駅
十和田八幡平四季彩ライン
2019/07/13 (記)
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