制作:AFP
メキシコのグアダルーペの奇跡とは
褐色のマリアの出現
★今でもメキシコ人の90%は、敬虔なカトリックの信者です。
・中でも、「グアダルーペの聖母マリア」に対する信仰は並外れたものがある。
・ここのマリアは、褐色の肌をしたマリア。メキシコ国民から一番愛されている聖母マリアです。
★ 奇跡のマントとその伝説
・1531年12月9日、メキシコのテペヤックの丘に聖母マリアが現れた。
・先住民の「フアン・ディエゴ」が、丘を歩いているとマリアが現れて「司祭のもとへ行き、この地に教会堂を建てるように」マリアはディエゴに伝えた。
・しかしディエゴが、このマリアの啓示を司祭に説明しても司祭は話を信じようとはしなかた。
・その後、再びディエゴのもとにマリアが現れた。
・冬に咲くはずのないバラを渡し、司祭のもとに持って行くように伝えた。
・ディエゴは、そのバラをマントに包み司祭のもとへ出かけた。
・司祭の前で、マントを広げると、バラを包んだマントに『褐色の肌のマリア像』が浮かび上がった
・この出来事からテペヤックの丘に「グアダルーペ教会」が建立されたと伝えられている。
・その「奇跡のマント」の褐色のマリア像は、今でも「グアダルーペ教会」に飾られ、
・毎日多くの人々が、そのマントを見ようとやって来る。
・500年たったいまでも「色あせる事が無く」教会の壁に置かれている。
●テペヤックの丘
★1976年に「グアダルーペ教会」は、新しい教会を建てた。
・この新しい近代的な教会で、毎日「聖母マリア」へのミサが行われている。
・18世紀に建てられた旧教会は地盤沈下で建物の傾きが激しいが、いまでも内部は荘厳です。
●旧教会祭壇
●旧教会内部
●新教会祭壇
●褐色のマリア
●フアン・ディエゴ
■キーワード
1. 500年前に、南米メキシコに出現したのは褐色の聖母マリアです。
2. 褐色のマリアは、なぜ「テペヤックの丘」に教会を建てることを告げたのかはわからない。
3. マントにあらわれた褐色の聖母マリアは、今でも「色あせることなく」存在している。
4. 褐色のマリアは、先住民族と同じ肌色で、その為、共感と信仰を深めている。
:先住民族を中心に、この丘は熱狂的な聖地となっており 毎年600万人の人々がこの地を訪れている。
・この出来事を、どう考えるのかは「信仰心」の問題でもある。