バナナ情報 ★1「毎日食べているバナナ、でもバナナのことは知らない」 

・バナナの歴史 音で読む1

・お店で、いつも売られている「バナナ」安くて美味しいので、毎日食べている人も多い。

・このバナナ、世界中どこにでもあり人々に食べられている。栄養価も高い。

・日本では、フィリピン産とエクアドル産のバナナが1本40円~60円ほどで売られている。

・しかし、バナナについてあまり知らないし、考えてみたこともあまりない。

・図書館で、ダン・コッペル著「バナナの世界史」を見つけた。

・それによるとバナナは、将来壊滅的(かいめつてき)な病魔(びょうま)に襲われて失われていく果物となっている。

・本当か、どうかわからないが、バナナについて調べてみた。

バナナ情報    ★2「バナナは、国が違えば主食として食べられている」 

・バナナの歴史 音で読む2

・国連の「世界人口白書」によると、
・世界の人口は、2022年は80億人。
・2050年までには、世界の人口は90億人を突破して、
・21世紀末には、100億人を突破するだろうと推定されている。

・19世紀初めの世界の人口は、10億人、
・21世紀初めには、60億人なので、すさまじい「人口爆発」が続いている。

・同時に、世界の飢餓人口も増加している。
・飢えに苦しむ人々は、現在、約8億2100万人いるらしい。



・約1億5000万人以上(日本の人口以上)の子どもたちが、栄養不足で発育阻害にあると国連(2015年)は、報告している。

・世界の多くの栄養不足地域で、人々を飢えから救っているのは、米やジャガイモ・トウモロコシよりも「バナナ」のようです。

・バナナは、小麦・米・トウモロコシに次ぐ世界の四大農作物です。

・このバナナの世界的な生産大国といえは「インドと中国」です。13~14億人の人口大国です。



・日本のおやつのバナナは、国が違えば立派な「主食」なのです。


バナナ情報   ★3「原産のバナナには、種があった」 

・バナナの歴史 音で読む3

・私たちが食べているバナナの原産地は、東南アジアです。

昔、東南アジアの熱帯で、小さな「種のあるバナナ」が自生していた。
 
・しかし、このバナナは、果実が堅く甘みもなく、栄養価も低く食用に適さなかった。

・このバナナから、あるとき突然「種なしバナナ」が出現した。(突然変異か?)

・この「種なしバナナ」は、果実も大きくて、軟らかく食べることができた。

・紀元前5000年ごろの話であるらしい。

・「パプアニューギニア」では、人々はこの種なしバナナを高地で栽培した。

・それが改良に改良を加えられて現在に至っている。

・種のないバナナが、どうして栽培できるかというと

・「株分け式」の栽培方法で栽培し、子孫を育てているのです。

・バナナは、木ではなく多年草の「草」です。

 その地下の株の吸芽(きゅうが)という子供を切り離して、次の苗にして増やしていきます。

・バナナも種なし、スイカも種なし、ブドウも種なしは、みんな同じクローン技術」で増やしている果物です。

・現在は、バナナには「生食用バナナ」を始め「料理用バナナ」など色々な種類のバナナがあります。

・「新種改良」も繰りかえしていますが、すべては、みんな同じ遺伝子で育てられている「クローン果物」です。

つまり、元をただすとバナナの「お母さん」は一人なのです。

バナナ情報   ★4「なぜ、バナナは消滅するのか」 

・バナナの歴史 音で読む4

・19世紀後半に、米国に有名な「フルーツ産業」が生まれた。

・この企業により、南米各地で「バナナの大プランテーション」が始まった。

・この企業は、米国のグアテマラでは「グロスミッチェル」という品種のバナナを大量に栽培した。

・1960年まで、バナナと云えば、この「グロスミッチェル(大きなマイク)」がバナナの代名詞でした。

・1935年、中央米国のバナナ園で「シガトカ病」が発生した。

・「フルーツ産業」は、これを大量の農薬(ポルドー液)で抑制したが、大量にまいたため、何千人ものバナナ労働者の健康を損ねた。(無精子症)

・つぎにパナマで「パナマ病」が広がった。

・これは「シガトカ病」より伝染力が強く、またたく間に「パナマの大プランテーション」を壊滅させた。

・1960~70年代の30年間で、中央米国の「グロスミッチェル」バナナ園は、消滅してしまった。

・「フルーツ産業」の研究者達は、その対策に没頭したが解決できずにいた。

・しかし、不思議なことに消滅と前後して東南アジアで「シガトカ病やパナマ病」に強い「キャンベンティッシュ」というバナナが発見された。

・いま私たちが食べているバナナが、この「キャンベンティッシュ」バナナです。

・1980年代に入り「フルーツ産業」は、今度は東南アジアで「キャンベンティッシュバナナ」の大プランテーションを始めた。

・ところが、この「キャンベンティッシュバナナ」の開墾が始まって数年後、やはり正体不明の病原菌が出現して、このバナナも枯れ始めてきた。

新しい「パナマ病」の菌の登場です。

・このため「キャンベンティッシュ」も、いずれ消滅すると言われています。

・それは「キャンベンティッシュ」のバナナの葉は、すべて「母なる一本の樹」の同じ遺伝子を持っているバナナたちです。

1本でも菌におかされ病気になれば、残りの何十億本も同じ病気になる可能性が非常に高いからです。

・現在「フルーツ産業」は、農場を厳正に管理し絶滅を防いでいます。

・同時に研究者たちは、農薬の開発や菌に強い新種の改良に遺伝子操作も含めて日夜努力しています。

・しかし、有効な対処方法を、いまだ見いださないでいる。

・それで、管理のずさんなバナナ農園は、今でも大量に農薬を散布しています。

・バナナは、小麦・米・トウモロコシに次ぐ、世界四大農作物です。

・もしバナナが全滅すれば、世界の「飢餓人口」は、とほうもなく広がる恐れがあります。

店頭に並べられている「バナナ」には、こんな歴史がありました。





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