カンボジア情報    「★カンボジアの音楽と舞踊 」 

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◆カンボジア古典音楽「ラーマーヤナ」

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 ▼インド叙事詩「ラーマーヤナ」

■アンコール王朝の王宮音楽は,アンコール・ワットやトムなどの遺跡の壁画から推定される。
・その壁画に表わされている楽器の種類は二十余におよび,『マハーバーラタ』や
 『ラーマーヤナ』などが音楽劇として行われていたことを示している。
・しかしこれらは、13~14世紀にはタイ国から逆輸入したもので,
 タイ音楽のそれとほとんど変りないが、そこにはクメール文化の色も織り込まれている。

■1975年に政権を握ったクメール・ルージュは、いわゆる伝統文化を堕落、頽廃の象徴として
 組織的に破壊した。
・音楽も例外ではなく、国民の誰もが知っている歌手のシン・シサマウス(Sin Shisamaouth)
 セレイソシア(Sereysothea)を始めとする多くの歌手が彼らポルポト派によって殺害された。

■現在のカンボジアの古典音楽・舞踊はこの悲しい歴史から立ち直ろうとしている途中なのである。

「ラーマーヤナ」   
・ 古代インドの大長編叙事詩で「ヒンドゥー教の聖典」の一つである。
・サンスクリットで書かれ、全7巻、総行数は聖書にも並ぶ48,000行。

・成立は、紀元3世紀頃で、詩人「ヴァールミーキ」が、ヒンドゥー教の神話と古代英雄
 ラーマ王子の伝説を編集したもの。
・ラーマ王子が、誘拐された妻シーターを奪還すべく大軍を率いて、ラークシャサの王
 ラーヴァナに挑む姿を描いている。

・現代でも、「ラーマーヤナ」は、絵画、彫刻、建築、音楽、舞踏、演劇、映画など
 多くの分野で現されている、
・古くからインド文化を取り入れてきた東南アジア地域でも浸透して影響力を持っている。

  


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