カンボジア情報      「★人々の暮らし 」1 

          「★カンボジアの学校 」 

■教育の実態
・小学校6年・中学校3年までが義務教育、しかし就学年齢は6歳からですが学校に行かない子供も多い。
・カンボジアの学校は教師の数が少なく、施設も不十分である。
・小学校は、午前と午後の二部制授業を取っている)

■カンボジアは、子供の数が多い一家族に10人は珍しくない。
 両親の老後を見てもらうために多いと言われている。
・そのため、家の仕事を手つだうので6歳になっても学校へいかない子や入学しても途中で休学してしまう子も多い。

■カンボジアの小学校は木曜日と日曜日が休み。午前の学校は朝7時から始まり、午後の学校は13時から始まる。
・それぞれ1時限=40分の授茉で5時限授業。1か月ごとに午前と午後の交換が行われる。
・新学期は10月1日から始まる。
・長い休みは、3月下旬~4月中旬と7月後半~9月末までの夏休みがある。
・小学校の授業料は原則として無料。教科書はすべて学校が貸し出すが、1年の終わりには返す。

■プノンペンの小学生は90%~95%中学に進学するが、農村部ではこの比率がぐっと下がる。
・落第も多く、小学校を卒業できる子は全体の70%だと云われている。
・家庭が貧しく、学校より家の手伝いが優先されるためである。




カンボジア情報     「★カンボジアの仏教」 

■ ジャヤヴァルマン7世王は仏教に帰依し、とくに観音菩薩を厚く信仰した。
・ジャヤヴァルマン7世王の死後、アンコール朝はタイのアユタヤ王朝の侵攻にさらされた
・カンボジアに最初に渡った仏教は、中国や日本と同じ大乗仏教でしたが
・13-14世紀ころ.タイの影響をうけ上座仏教が伝わり、今ではカンボジフ人の多くが
上座仏教を信仰している。

■上座仏教は、出家してお坊さんになり修行をし戒律を守る生活を重んじる宗教です。
・そのため、多くの人が一生に一度は、出家することを望んでいる.
・また出家しなくても、寺のためにつくし功徳をつめば、来世はもっとよい身分に生まれかわる
 ことができると信じている。

・仏教はカンボジアの人ぴとのあいだに深く信仰しており、現在でも仏教徒は90%以上です。
・月に何度か決まった日に、人々は朝の暗いうちから寺に集まり、熱心にお祈りをささげ
 お妨さんの説教に耳をかたむけます。

■お坊さんの一日
・お坊さんは、朝の3時に起きて、読経して朝食。9時から町や村に出かけ一軒ずつ回りながら、
 ご飯や飲み物・お金などをもらいます。これを托鉢(たくはつ)といいます。
・お寺に戻ると、信者たちがつくってくれた昼食を食べ、午後は寺の掃除や勉強などします。
 食事は朝食と昼食だけで午後は食事をしません。

・カンボジアのお坊さんは修行するだけではなく人々にお釈迦様の教えを伝えたり、冠婚葬祭には
 大切な役割をしている。そのため人々はお坊さんの教えをよく守って生活をしている人が多い。

お釈迦様の直接の教え   (守る決まり・5戒)   
 1、不殺生(ふせっしょう)  生きものを殺してはならない。
 2、不妄語(ふもうご)    嘘をついてはならない。
 3、不偸盗(ふちゅうとう)  盗んではならない。
 4、不邪淫(ふじゃいん)   姦淫してはならない。
 5、不飲酒(ふおんじゅ)   酒を飲んではならない。
*旧約聖書の十戒と同じです。

■カンボジア人は仏教を信仰して、それと同時に土地の精霊ネアクター(土地神、祖先神)といった
 アニミズム(精霊崇拝)も深く根付いている。

・大きな木の下や岩かげ・村の入り口や家の軒下に小さな祠(ほこら)が
 祀られ人々が祈る姿が見られる。
・人々を厄から守ってくれる「アネクター」という土地の精霊がいる
 からです。古い昔からの信仰です。

■カンボジアの水上生活者
・カンボジアには、トンレサップ湖と言われる大きな湖がある。
・この湖の大きさは琵琶湖の4倍もある。雨期にはメコン川の調整湖としてさらに大きくなる。
・昔から湖はカンボジアに大きな恵みを与えてくれた。
・豊富な漁業と肥沃な大地である。
・ここで、多くの人々が水上生活をしている。
・船やいかだの上に家を建てたり、高床式の家を建てたりして湖水の増減に適応して暮らしている。
・いまは、水上生活で電気もタンスも買い物も学校もあり町の生活と余り変わらない。
・アンコール・ワットに近いので多くの観光客が訪れ、観光業で暮らしている人も多くいる。

2019/04/15 (記) Ouxito   

  


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