★中国人で、
　日本へ行ったことのある人に日本の印象を聞くと多くの人は日本は「きれいな国」と答えます。
　街がきれい、道路にゴミが落ちてない、人はゴミを捨てない、
　水道水をそのまま飲める、といった返事が返ってきます。


★私は、
　2010年から2012年まで2年間、中国の広西省で中国企業を訪問し、工場内の整理、整頓、清掃等「工場内をきれいにする」指導をしました。

★中国の工場内は
　不要なモノがたくさんあり、作業台には工具以外にペットボトルが置いてあり、使っていない機械はほこりをかぶっているものも多く、足元には削りかすが散乱して清掃が不十分といった光景が多く見られました。

　それらをカメラに撮り、全員にパワーポイントを使って指摘説明したところ経営幹部は「細かいところまで指摘され驚きました」といった感想を述べていました。

★日本は、
　技術水準が高く、良いものをたくさん造り、世界へ輸出しているといわれていますが、高い技術を生み出すためにはまず工場内を整理、整頓し、清掃を欠かさず常に綺麗にしておくことが重要です。

★多くの日本人が、
　親から部屋や街を綺麗にするよう教えられてきたことが、工場内の整理、整頓、清掃を行う習慣に生かされています。

★技術力を向上させる前に
　「綺麗にする」習慣を身に着けることが大切ではないでしょうか。

　


　　　　
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