漂白の詩人 石川 啄木 (1886-1912)

岩手県渋民村に生れる。
父が渋民村宝徳寺住職で唯一の男子として両親の愛情を一身に受ける。
村人からは神童と騒がれ、気位高く育つ。
盛岡中学在学時に「明星」に感銘、
文学活動を始めたが、勉学を疎かにしたため退学する。

17歳の時、文学を志して上京するが、健康を害し帰郷。
20歳で、処女詩集『あこがれ』を出版、天才詩人の評判を得るが、
しかし自分の才能と自負心と両親妻子を養わねばならぬ現実と
貧困生活に引き裂かれ続けた人生の中で
26歳2ヶ月で、肺結核のため不遇の生涯を閉じた。

歌集『一握の砂』・『悲しき玩具』・詩集『呼子と口笛』等がある。

ふるさとの冬

ふるさとの春

ふるさとの夏

ふるさとの秋