ベトナム情報   ★ベトナムの生活1(交通事情) 

制作:OUXITO 

■すさまじい、ホーチミン市の交通状況と役人天国

・ホーチミン市の交通状況は、想像を超えたすごさです。
中国の交通状況もすごかったのですが違いがあります。
中国南寧市の主要道路は、道幅が広く歩道帯も整備されていました。

・しかし、ホーチミン市は、道は狭く歩道はほとんどありません。
信号機のある交差点以外は交通ルールなど、ほとんど無視されています。
その為、毎日交通事故が多発していつもサイレンが鳴っています。

・毎朝通勤で、道を横断するのも命がけです。
日本人が観光ツアーで来て見るところは、交通規制がかかっている場所ですが、それ以外の地域に来るときっと驚きますよ。

・何がすごいのかと言えば、圧倒的なオートバイの数です。
市内バスも走っているのですが不足気味です。
それに道が狭く、一方通行が多い為、車よりオートバイの方が人々には便利なためです。
一人に一台、一家に三台など自転車なみにオーバイオを所有しています。

・300㎞先の故郷の田舎に帰るのにもこのオートバイで帰ります。
また、何でもオートバイで運びます。
大型の冷蔵庫まで運んでしまいます。
一台のオートバイに夫婦と子ども3人が乗って買い物に行きます。
警察官も黙認です。

・さて、乗用車はないのかと言えばありますが、そのほとんどは役人達と特権階級の人の車です。
金持ちや役人は、外国製の高級車を所有しています。

社会主義国のお役人は金持ちです。
それは、社会主義は全てが役人の認可証が必要なため役所ではなく、
役人個人に、お金が入ってくるシステムです。これを汚職と言います。
汚職大国は中国、でもベトナムは、さらに汚職大国、役人天国の国です。
なぜならば、お金さえ払えば許可がすくおり便利なので、
人々が、それを黙認し利用しているからです。

・この役人の腐敗と無能無策ぶりに対して、怒ることもなく
ベトナムの人々は、たくましく毎日を暮らしています。それがベトナムなのです。
                     2011/01{ホーチミン便り」より






■ベトナムのオートバイの8割は、ホンダ製です。

・ホンダのオートバイは、東南アジアの人々にとっては人とても気があります。
そのきっかけは昔にホンダの「スーパーカブ」が絶対的な支持を受けたからです。

・「スーパーカブ」は、燃費も良く悪路に強く、耐久性があり、よく走るからです。
さらにオートククラッチで、左手が解放されるのが人気の原因です。
60年前の車ですが、今でもこのオートバイは生産され続けていて、世界中で1億台が販売されています。
世界の人々に、この日本製のオートバイが、日本の技術力の高さと信頼性をもたらしたといえます。

・私は、中国で中国製のオートバイ(30CC)に乗っていました。
30CCですが実際には50CCのエンジンを乗せていました。
中国では、30CCは無免許で乗れるから人気が高いためです。
中国人の発想は、いつもこんな考え方で商売をします。

・この中国オートバイ、半年で壊れました。
特に電気系統が弱く、スイッチの部分が直してもすぐ壊れます。
さらに燃料タンクから石油が漏れ出しました。
原因は、タンクとパイプの結合部分が破損したからです。
走行中に引火する危険のある危ない故障です。

・早速、路上の修理屋さんで修理しました。
パイプの接着部分はボンドで、スイッチは交換、
スイッチの部品が手元にあると言うことは、この部品の故障が多いことを意味しています。

・路上の修理屋さんの修理技術はとても高いです。
そして修理代は安いし、すぐその場で修理もしてくれます。

・なるほど、中国製品は故障してもすぐ修理が出来るシステムがあるので、
製造会社は、このシステムを利用して「見てくれだけ」を良くして製造しているのかと、その時初めて理解しました。

・2018年製の「スーパーカブ」は、日本国内価格で23万円です。
もう少し安ければ、日本でも一台買いたいところです。2017/10 (記)     









  






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