ベトナム情報     ★ベトナム コーヒー 

■ベトナムはとても暑い、暑いので水代わりに、いつもビールを飲んでいた。
・路上でも、店でも喫茶店でも「333」(バ-バ-バ-)という名のビールが定番である。
・ベトナム語で「バ-バ-バ-」といえば、氷入りのコップとこのビールが出てくる。
・しかし、このコップの氷がくせ者である。
・衛生管理の悪い店で飲むと、確実にお腹を壊した。

■氷入りのコップと言えば、ベトナムのiceコーヒーもそうである。
cà phê(カフェ)と頼むと、
・氷入りのコップに濃厚なコンデンスミルク入りの真っ黒いコーヒーがでてくる。
・このコーヒーは、とても苦く、とても甘い。
・これは、コーヒーかと考えてしまうが、
照りつける太陽の下で飲むと、じつに旨いのである

Iceコーへヒー


■ベトナムのコーヒー (cà phê) について

・ベトナムでコーヒーは、cà phê(カフェ)と呼ぶ。
・路上の販売でも、食堂でも専門店でも cà phê とよばなければ、言葉が通じない。
コーヒーでは、ダメなのである。このcà phê はフランス語である。

■ベトナムは、フランスに植民地化された国
・パン作りもコーヒーの飲み方もフランス人から教えられた。
・なるほど、パンもコーヒーも、他の国とひと味違う。

・しゃれた喫茶店で、ホットコーヒーを頼む、
・何やら怪しい容器とコンデンスミルク、そしてコーヒーカップにお湯が入って出で来る。
ホットコーヒーは、自分で作れと言うことらしい。

・国がかわると、コーヒーの飲み方も作り方も変わる。
・コーヒーとは、そんな飲み物らしい。

Hotコーヒー


■ベトナムcà phê(カフェ)の特徴

■フランス式ベトナムコーヒーだが、ロブスタ種の深めに煎った豆を、フランス式のフィルターで抽出する。
・それにコンデンスMilkを加えて飲む。
・このコーヒーは濃厚で、ベトナム人はアイスコーヒーとしてよく飲む。

-作り方- 
・アルミ製または、ステンレス製のcà phê phin(カフェ・フィン)とよばれるフィルターを使って濃厚な抽出液をつくりだす。
 このフィルターは、3重の構造で、簡単にはお湯が通らないため、コーヒー豆が濃く抽出されるらしい。
・抽出液は非常に苦い、そのためコンデンスミルクや生乳を加え、かき混ぜて飲む。

・ベトナムでは、コーヒーをcà phê sữa(カフェ・スア)とよぶ。
・濃厚で甘く、これはコーヒーですかと訪ねたくなるがベトナムの太陽の下で
 飲むと、じつに旨い。
・そう、カフェ・スアはベトナムの気候にとても合っている飲み物なのだ。
・しかし怪しい氷を避けたい小心者の私は、Iceより Hot cà phê sữa(ホットカフェ・スア)をよく飲んだ。

-まとめ-
 ①ベトナムコーコーは「ロブスタ種の豆」を使うこと
 ②cà phê phin(カフェフィン)とよばれるフィルターを使うこと。
 ③コンデンスミルクや生乳を入れること。
 ・これがベトナムコーヒーの特徴です。




■「コーヒー豆」について -予備知識-
コーヒーベルト

コーヒー豆は、大きく分けて 
①「アラビカ種」・エチオピア原産と
②「ロブスタ種」・コンゴ原産の2つがある。
 *違いは、栽培高度の違いである。

③「アラビカ種」・エチオピア原産は高地栽培
・香味が優れて豊かな味、しかし環境の変化にデリケートで、産地ごとの土壌や気候の違いによる個性が明確に現れる。

・反面、病害や霜害等に弱い貴婦人のコーヒーである。
・世界のコーヒー栽培では、全体の75%~80%を占めている。

④「ロブスタ種」・コンゴ原産は低高度栽培
・高温多湿の土地でも栽培ができる。
・強く野生的な豆である。味は重たく平坦で独特な香りがある。
・ロブ臭と苦味が強ので安価である。
・しかしカフェイン量がアラビカ種の2倍もある。
・主に缶コーヒーやインスタントコーヒーに使われている。
大衆のコーヒーである。

ロブスター豆の栽培


■ベトナム産のコーヒー豆

■19世紀、フランスからベトナムにコーヒー豆が持ち込まれた。
・フランスの植民地化が始まるとコーヒーもその豆もフランス風に作り替えられて
 いった。
・そしてベトナムで、コーヒー豆「ロブスタ種」の栽培が始まった。

・フランス人がなぜ「ロブスタ種」を選んだのかと言えば、
・ベトナムには高地が少ない。
・また野性的なこの豆の栽培が簡単であり、ベトナム人の労働気質にも栽培が適合した豆だったと思われる。

・現在、ベトナムの豆はコーヒー輸出量の世界第二位を占めている。
・つまりコーヒーは、インスタントコーヒーの時代なのである。

・この豆の輸出は、ベトナム人が作り上げたのかというとそうではない。
巨大企業「ネスレ」が、インスタントコーヒー豆として、ベトナムを世界的なコーヒー産地に育て上げたのである。

インスタントコーヒー


■インスタントコーヒー時代

インスタントコーヒーは、明治時代に日本人の加藤さんが考えたものである。

・それを「ネスレ」は、さらに改良してインスタントコーヒーの時代を築きあげた。
・一杯100円のコーヒーやインスタントコーヒーと缶コーヒーの豆はベトナム産の「ロブスタ種」の豆が多く使われている。

・巨大企業「ネスレ」はどうしてベトナムをインスタントコーヒー豆の生産拠点に
 選んだのでしょうか。

・それは、もともとベトナム人は、コーヒー豆の栽培技術をもっており、
・低賃金・低コストでの生産がベトナムで可能であったためです。
「ネスレ」は、フランス系の多国企業
・やはり昔どおり、ベトナムでコーヒーを独占支配したいようです。


■ベトナムコーヒー豆の主要生産地は「バンメートート」です

・ベトナム中部にあるこの町「バンメートート」は、
・ベトナム戦争時代は、ベトコンの最前線基地でした
・戦争が終わり、平和ないまは、この町はベトナムコーヒー豆の生産前線基地です。

・「バンメートート」という町は、どんな町なのでしょうか?
・ベトナムの風景「コーヒーの町バンメイトート」を見て下さい。

2016/04 (記)  

  






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