★ミャンマーの宗教 (仏像と祈り)」  

制作:OUXITO 

ミャンマ-情報   「★ミャンマー人の宗教観」 

■ミャンマーは、昔から仏教国です。
・その歴史は大変古く、東南アジアで最初に仏教を取り入れた国です。
・国中に、寺院や仏塔(パゴタ)があります。
・この国では国民の90%が信仰している仏教の教えが生活のすみずみに生きています。

■仏教は、お釈迦さまの教えをそのまま実践する「上座仏教」です。
・お釈迦さまの教えとは

・清く正しく生き、善行を積めば、この世で幸せに恵まれ、
・来世でも幸せな人として生まれ変わるという教えです。

■善行を積むとは、どのようなことでしょうか。

1.仏教の教えを守ること。
2.修行する僧を大切にすること。
3.両親に孝行すること。
4.困っている人を助けること。など、いろいろあります。

●まとめると、「他人にやさしく接して、功徳(くどく)を続ける」ということです。
・そんな教えが、古い昔からこの国ミャンマーでは大切にされてきたのです。

■この国で印象に残ることは「金箔の仏像」に熱心に祈りをささげている人たちを見ることです。
・わたしなどは、こんなキンキラリンの仏像に祈っても願いはかなうはずがないと思ってしまうのですが、ミャンマーの人たちは違うようです。

ミャンマ-情報   「★お寺で教わる道徳観」 

■ミャンマーの子供たちは、道で会っても穏やかな顔をして笑顔が絶えない
・学校でも先生たちに礼儀正しく、家でも両親を大切にしているようです。
・それを、どこで学ぶのでしょうか?

■2月、学校が2ヶ月の休みに入ると、ミャンマーでは「シンビュー」の行列に出会うことがあります。
・「シンビュー」とは家を出て、お寺に入る儀式のことです。
・多くの子供たちは、10歳前後で経験します。
・頭を丸めて(男・女)お寺で暮らす期間は、約1か月ほどです。

■お寺で教えられるお釈迦さまの教え
・出家した子供たちは、断食・読経などの修行をし、仏教の五戒を学びます。

五戒とは 
1.生きものを殺してはいけない。  (不殺生戒・ふせっしょうかい) 
2.うそをついてはいけない。    (不妄語戒・ふもうごかい)
3.盗んではいけない。       (不偸盗戒・ふちゅうとうかい)
4.みだらなことをしてはいけない。 (不邪淫戒・ふじゃいんかい)
5.酒を飲んではいけない。     (不飲酒戒・ふおんじゅかい) 
・その他にも礼儀作法や他人に対する態度などの道徳を学びます。

■このように昔から仏教の教えが伝わるため、おだやかで礼儀正しく正直な人々が多く、
・その為か日本より、犯罪発生率がはるかに低い国です。
・これは、この宗教観から来るものだと思います。



 日本では70年代に子供のしつけや道徳観は学校で教えず家庭で教えるようにと変わりました。
・伝統的思想を否定されている日本は、家庭でも「しつけや道徳観」がバラバラです。
・そんな子供たちが大人になった現在、
・家庭での「しつけや道徳観」が放棄されているのが現状です。
・いったい誰がこのようなシステムを肯定したのでしょうか。

 ■神や仏がいるかいないかはわからない。
・地獄や天国が、あるのか、ないか、わからない。
・わからないから人は、恐れることを忘れて自己中心で生きている。

■遺伝子を組替えたり、自然界の秩序を乱したりすることが進歩だと定義している。
・しかし心の世界は後退し、親が幼子を殺し子が親を殺し、老いた老人から金をだまし取るなど、この世にいま餓鬼道(がきどう)が横行している。
・豊かな社会になればなるほど信じれるものがなく、人は孤立化し不安な日々を過ごしている。

■祈ることで、心安らかに力強く生きていける。
・そのことは昔からいわれている。
祈りには、なぜか力がある。
・人々が「祈る」姿を貧しい国々で見てきた。
・祈ることで人が安らかに、安心して生きていけるのは自然界の摂理なのかもしれない。

2019/03/15 (記) Ouxito  

  




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