ミャンマ-情報 「 ★人々の暮らし 」
制作:Ouxito
■ミャンマーでは、伝統的に僧院の「寺子屋式教育」が普及している。
・歴代の政府が、ミャンマー語の普及に務めてきたため途上国としては、識字率は約93%と極めて高い水準です。
■ミャンマーの学校はすべてが公立校です。
・大学が4年~7年(医学7年) (短期大学もある)
・高 校が 2年間 15歳~ 就学率32.1% (各種職業学校もある)
・中学校が 4年間 11歳~ 就学率63.5%
・小学校が 5年間 6歳 ~ 就学率86.4% (義務教育)
・1年間の幼稚園課程(KG Kindergarten) (3歳~5歳対象)
■教育の特徴
・義務教育制度は、小学校のみ。
・学年末試験により「学力継続評価制度」を実施している。
・高校までは、無償教育制度が導入されている。(2016年から)
・授業は、月曜~金曜日の午前8時40分~午後3時20分
・1日に、8教科の授業がある。(学年によっては3~6教科を履修)
・すべて必修で選択科目はない。
・また体育、音楽、家庭科、技術の教科はない。
・授業言語は、ミャンマー語。
(高校では数学と科学の授業は「英語」で行われている。)
・制服は、上が白のシャツ・下が緑のロンジー(ミャンマーの腰巻きスカート)
・髪形は短髪のみで、アクセサリーを身につけることは認められていない。
・4月~5月の2カ月間が長期休暇で、
・10月と12月に10日ずつの休みがある。 (外務省資料より)
ミャンマ-情報 「★だれでも入れる無料の学校がある」
■坊さんや尼さんが暮らす僧院の中に「学 校」がある。
・ミャンマーは.昔から僧院が子供たちの教育の場です。
・ミャンマー語では[学校]も僧院も,同じ発音で両方とも「チャウン」と呼びます。
・ミャンマーの学校は国営で授業料は無料ですが,教材費や施設の費用が必要です。
・しかし、僧院の学校は、ほとんどが市民による寄進でまかなわれていて完全に無料です。
・食事も宿舎も無料なので、貧しい家の子供たちにとってはありがたい教育の場です。
・僧院の学校の中には、初等学校から中学校・高校までの11年制で6000人以上の生徒が学ぶマンモス校もあります。
・お坊さんや尼さんも学校に通い、試験を受けて大学に進学する人も多いそうです。
■きびしい修了試験制度
・ミャンマーでは、以前は日本の小学校にあたる初等学校から落第がありました。
・今は中等学校終了時に「全国統一の修了試験」に合格しないと中学を卒業できません。
・中学中等科の4年を修了すると理科系と文化系に分けられた高校へと進みます。
・ただし、修了試験の成績が悪いと高校には進学できません。
・職業学校に進むことになります。
・高校高等科2年の「修了試験」も、たいへん厳しく全体の20~30%の人だけが大学への進学がゆるされます。
・医学大学などの難関大学には、トップに近い成績でなければ入学できないようです。
ミャンマーは、アジアの中でも貧しい国に位置づけられていますが
◎教育に関しては、日本より大変優れている国です。将来たのしみですね。
■ミャンマーの教育は、うらやましいかぎりである。
教育に対し僧院を始め、裕福な市民までが寄進をして支えている。
政府も国有化政策で一元化をはかり、力づよく進めている。
国民全体で教育を支えている。
■一方の教育立国といわれた日本は、その言葉と裏腹に後退を続けている。
・日本の教育現場は、数々の問題をかかえ混乱している。
●どうしてこうなったんだろうと?友人に聴けば・・簡単な言葉が戻ってきた。
日本の教育は「金儲けの手段」に使われたのだ。・・と
●なるほど
・競争意識を利用して詰め込み教育をし、予備校や塾が競争をあおり、生徒を集め金も集めている。
・医学部も金で合格。これでは優れた人材は育たない。
・金のない家の子は、教育から置き去りにされている社会。
・教育行政を担当する国の官僚たちや現場の一部教師たちは
・「ハレンチ行為」で新聞をにぎわしている。
・そんな日本を国民はつくってしまった。
■教育を捨てた国は「国破れて山河」あるのみか・・・と
・いってみても、この問題は解決されない。
・ミャンマーの真摯(しんし)な教育を見習うべきではないか。
2019/03/15 (記) Ouxito