バナナ情報  「毎日食べているバナナ、でもバナナのことは、知らない」 

■お店で、いつも売れらている「バナナ」
・安くて美味しいので毎日食べている人も多い。

・このバナナ「世界中」どこにでもあり、人に買われて食べられている。栄養価も高い。
・日本ではフィリピン産とエクアドル産のバナナが1本40円~60円ほどで売られている。
・しかし、バナナについてわたしは、あまり知らないし考えてみたこともあまりない。

・図書館で、ダン・コッペル著「バナナの世界史」を見つけた。
・それによるとバナナは、将来壊滅的な病魔に襲われて失われていく果物となっている。
 本当か、どうかわからないが、バナナについて ーまとめー てみた。

バナナ情報       ★「バナナは国が違えば主食である」 

■国連の「世界人口白書」によると、世界の人口は2015年 73億人と推定。
・2050年までに90億人を突破、21世紀末までには100億人を突破するだろうと推定している。
・世界の人口は19世紀初めは10億人、21世紀初めは60億と近現代「人口爆発」が続いている。

・同時に飢餓人口も増加し、飢えに苦しむ人々は現在8億2100万人、
・そして1億5000万人以上(日本の総人口以上)の子ども達が発育阻害にある。(2015年国連資料)

・世界の多くの地域で、何億という人々を飢えから救っているのは
 「米やジャガイモ・トウモロコシ」よりも「バナナ」なのである。

・世界のバナナ生産大国は「インドと中国」
・日本で副食の「バナナ」は、国が違えば「主食」なのである。


バナナ情報       ★「なぜ、バナナは消滅するのか」 

■原産のバナナには、種があった
・東南アジアの熱帯に、小さな「種のあるバナナ」が自生していた。
 このバナナは、果実が堅く、甘みもなく栄養価も低く食用に適さなかった。

・あるとき突然「種なしバナナ」が出現した。(突然変異か?)
・この「種なしバナナ」の果実は大きくて、軟らかく食べることができた。

・このバナナを「パプアニューギニア」の人々が高地で栽培した。紀元前5000年ごろの話である。
・それから現在まで、栽培地域に合わせて、改良に改良を加えて現在に至っている。

・種のないバナナを栽培できるのは「株分け」式栽培である

・バナナは、木ではなく多年草の「草」である。
 その地下株の吸芽(きゅうが)という子供を切り離して次の苗にすると増えていくのである。

・種なしスイカ・種なしブドウと同じ、クローン技術で増やしているのである。

・「生食用バナナ」を始め「料理用バナナ」など、現在は「新種改良」を繰り返してバナナの種類が多いが、すべて同じ遺伝子で育てられている


■バナナの悲劇 (同枯れ病・どうがれびょう)

・19世紀後半に「フルーツ産業」が生まれ、商業用バナナの「大プランテーション」が始まった。
・中央アメリカでは「フルーツ産業が「グロスミッチェル」という品種のバナナを大量に栽培した。
・1960年までバナナと云えば、この「グロスミッチェル(大きなマイク)」のバナナである。

・1935年、中央アメリカのバナナ園で「シガトカ病」が確認された、
・これを農薬(ポルドー液)で抑制したが、何千人ものバナナ労働者の健康を損ねた。(無精子症)
・つぎに「パナマ病」が広がった。
・これは「シガトカ病」より伝染力が強く、またたく間に「パナマの大プランテーション」を壊滅させた。

・「フルーツ産業」の研究者達は、その対策に没頭したが解決できず、
 やがて1960年代には、中央アメリカの「グロスミッチェル」バナナ園は消滅した
・消滅と前後して、パナマ病につよい「キャンベンティッシュ」バナナが登場した。
・このバナナが、現在、食べられているバナナの品種である。

・1980年代には、東南アジアで「キャンベンティッシュ」の大プランテーションが
 「フルーツ産業」で開始された。
・ところが開墾が始まって数年後、正体不明の病原菌で枯れ始めた。
「パナマ病」の新しい菌である

「パナマ病」の菌は、真菌(カビ)である。
 土や水をとおして感染し次々と標的を襲っていく。

・「キャンベンティッシュ」も、いずれ消滅すると言われている。
 なぜならば、同じ遺伝子を持っているため1本が病気になれば、
 残りの何十億本も病気になる可能性が高いからである。

・「フルーツ産業」は、農場を厳正に管理し絶滅を防いでいる。
 と同時に研究者たちは農薬の開発や菌に強い新種の改良に日夜努力している。(遺伝子操作も含めて)
・しかし、有効な対処方法を、いまだ見いださないでいる。

・バナナは、小麦・米・トウモロコシに次ぐ世界四大農作物である。
・バナナが全滅すれば、世界の「飢餓人口」は、とほうもなく広がる。

店頭に並べられている「バナナ」には、こんな歴史があったのである


2019/05/10 (記) Ouxito