★中2 アイスプラネット
■アイスプラネット 朗読
★音読「Kazuyo Tokumasu」(to You Tube)
①いかにも
②めったに ~ない
③
④
試験対策
予備知識
あらすじはこんな感じ。
僕の家には「ぐうちゃん」というあだ名のおじさんが居候していた。母の弟。ずっとぐうたらしているからぐうちゃんだった。
母は「ぐうちゃんみたいな大人になってはだめ」と小言を言う。
だけど僕はぐうちゃんのする話が好きだった。
しかしある日のことぐうちゃんは、世界で一番長い蛇の話、3メートルはあるナマズの話、そして小さな宇宙の話をした。
北極には一年に一度、流氷が溶けるときに小さな氷の惑星ができる、とイヌイットの間では伝わっていると言う。
僕はホラ話に付き合いきれなくて逃げる。
友達に話してみると、僕まで嘘つき呼ばわりされる。傷つく僕。
それ以来、ぐうちゃんに話しかけなくなった。
ぐうちゃんがお金が溜まったので旅に出ると言ったときも、
「勝手に行けばいいじゃないか」と強く拒絶してしまう。
その後、旅先からぐうちゃんの手紙が届く。
この世界は勉強してから見ると面白いもので満ち溢れている。それを確かめて欲しい。
という内容とともに写真が二枚出てくる。
一枚目は人の背丈の倍はあるナマズの写真、
二枚目は氷の惑星(アイスプラネット)の写真だった。
溶けかけた氷山は上が丸くなって、それを横から見ると海面に映った分も合わせて丸い玉のように見えた。
終わり。
感想文 いろいろい
●定職を持たないいそうろう。
ほら吹きでぐうたらに見えて、じつはとてもたくさんの本当のことを知っていた。
からかわれたと思ったことの方が間違いだった。
●この作品は、僕の心の動きの繊細さがとても生き生きと描かれています。
難しい年頃をうまく捉えているなと思いました。
さらにこの話で面白いのが、
勉強なんかしなくても自然は素晴らしい、ではなく
勉強をしておくと世界はさらに面白い、と言っているところだと思います。
●一見、ホラ話のような不思議も、知識があれば本当に見つけることができるということ。
実際知識がなかったから僕も友達もぐうちゃんの話を嘘だと判断してしまったわけで。
だからこそ、写真を見たときはとても驚いたでしょうね。
●冒険だけじゃなく勉強も大切なんだということを、
具体例を示す形で読者に伝える作品でした。
●悠太はぐうちゃんに不満を抱いていたが、手紙によって二人の関係は戻ったのだと思うととてもすごい。なんだかんだ言っても、悠太はぐうちゃんの事が好きなのだろう。そして、ぐうちゃんは悠太のために外国に行っていたんだと思うとすごい。「ぐうちゃんの力強い文字がぎっしり詰まっていた。」という文で、『力強い』『ぎっしり』が悠太に世界のことを知ってもらいらいたいという思いを強調しているようだ。
悠太が手紙や写真を見て、「勝手に行けばいいじゃないか。」と言ったことを後悔しているのではないかと思った。
覚えたら先生に連絡して、会話をしてもらいます。
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